貞子「急募!足が元気な若者」

ライフ&ファッション

皆さんこんにちは!
関東も梅雨入りし、毎日ジメジメとした蒸し暑い日が続いていますね。
夏本番もあと少し。という訳でこの記事では暑い夏が少しでも涼しくなるような話題をお届けしたいと思います。

突然ですが
、みなさんは幽霊と聞くとどのようなものを思い浮かべますか?
多くの人が、人の見た目をしていて体全体が透けているようなものを思い浮かべると思います。
さらにそれらには足が無かったり…。
また、私たちの思い浮かべる幽霊たちは多くの場合白い服を着ていると思います。
では、みなさんはどうして日本人の想像する幽霊が白い服を着て全身が透けた姿をしているのか知っていますか?
 
それは実は、日本の死体の葬り方にあるんです!
 
日本では人が亡くなると、死体に白装束を着せ火葬し焼骨を埋蔵します。
つまり幽霊が着ている白い服は、日本人が死んだ時に着ている白装束であると考えられます。
また、日本では死体を燃やしてしまうため肉体はこの世に残りません。
だから、体が透けていたり一部分が不確かに見えるというわけです。
要するに日本人にはこの火葬という文化によって、幽霊は半透明で白い服を着ていると刻み込まれているのです。
 
では、日本と死体の葬り方が違う海外では一体どのような幽霊がいるのでしょう。
今回私たちはそれを調べるため、原宿に来ている外国の方にインタビューをしました。

 
Does your country’s ghost has legs ?
あなたの国の幽霊に足はある?
パッと見でわかりやすく答えやすいYes Noクエスチョンでいざインタビュー開始!

 


 
インタビューでは他にも、どこの国から来たのか、年はいくつかなども尋ねました。
その結果がこちら!

足がある国とない国で結構差が開きました。
Noと答えた国の多くは、世間一般的に知られるお化けの姿をしている事がわかりました。
Yes と答えた国には、日本にはあまり馴染みのない幽霊の名前が上がりました。
では、その日本では聞いたことのない幽霊とその由来をここでお伝えしたいと思います!
 
まずは最近日本でも流行っている、ゾンビ
最初にインタビューをしたカナダから来た男女四人のグループが答えてくれました。
ゾンビとは、腐乱死体が生き返ったもので、ンザンビという言葉が鈍ってゾンビになったと言われています。
今ではこの死体が生き返るという説が最もポピュラーですが、人工的にゾンビを作り出すゾンビパウダーと呼ばれるものがナイジェリアの少数民族で使われていたそうです。
また最近の映画やゲームの中では生物兵器として登場していますね。
さてこのゾンビですが、ゾンビが信じられている国は、日本とは違い死んだ人間を土葬しているところが多いです。
死んだ人間をその姿のまま土に埋めるため、土の中で死体が腐り、その姿で現れると考えられます。
また、これは余談なのですが、ゾンビのように死んだものが生き返る霊の仲間に吸血鬼がいます。
吸血鬼が信じられていた時代では、結核やコレラなどが猛威を振るっていました。
吸血鬼は、それらの疫病の感染を恐れた人々の心理から生まれたと言われています。
ちなみにインタビュー中に名前の上がっているキョンシーも、ゾンビのように死体の幽霊です。
キョンシーの姿は昔の中国の死体の運搬方法に関係しており、手足をピンと伸ばし集団で行動する事が知られています。
性格は、凶暴で常に血に飢えています。ただ、彼らの共通点は日光に弱いというところなので、夜一人でいるときは出会わないように注意しましょう。
次に、インタビューでも二組が挙げていたガスペールを紹介します。
ガスペールとは、幻灯機(マジックランタン)と呼ばれる機械を使用した人工的な幽霊で、主にフランス、ベルギー、ドイツでの幽霊ショーに使われていたそうです。
ガスペル、ガスペールと様々な呼び方で呼ばれているのは地域によって訛りがあるからと考えられます。
この幻灯機はフランス人の科学者ガスパールが作ったものであり、エンターテインメントとしての幽霊を作った本人の名前で呼ぶ事があるのではないか、と思われます。
18世紀後半に娯楽として楽しまれたホラーが今でも怖がられていると思うと、とても興味深いですね。
最後にジン(djnns)について紹介します。
ジンとは主にアラブの国々で信じられている霊です。
イスラム教が成立する前は神またはそれに準ずる存在だと言われていましたが、イスラム教が成立した後その定義は曖昧になっています。
姿は煙のような気体の状態から、凝固して人間のような見た目になります。
ここまで言えば、お気付きの方もいらっしゃると思います。
そう!最近公開されたアラジンでもお馴染みのランプの魔人もジンに含まれます。
ちなみに、男の姿をしているジンはジンニーと言うそうです。
おそらくジーニーはこのジンニーが訛ったものだと考えられます。
 
さて、これでインタビューから聞き出せた外国の幽霊についての紹介は以上です。
国による幽霊の違いには、亡くなった人の葬り方だけではなく、時代背景や宗教的な違いも関係しているとわかりました。
ただ、今回インタビューが出来たのはごく少数の国の人々なので、いつか機会があったらまた違う国の人々にも同じ質問をしてみたいと感じました。
日本だけでもきっと私たちが知らない幽霊や妖怪がたくさんいるはず…。
この記事を読んだあなた!帰り道にはご注意を…
 

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