2021年7月4日
この記事を見ているということは、読者諸君は『ガンプラ』に興味があるということだろう。
そういうことにします、そうであってくれ。
今回は、そんな読者諸君に向けて、ガンプラ歴が10年を超える筆者がガンプラの魅力を個人的主観で熱く伝えていきたいと思う。
家で楽しめる一大コンテンツであるガンプラが持つ魅力として挙げられるポイントは、大きく分けて4つある。
ポイント1
組み立てるだけでも十分にカッコいいプロポーション。
ガンプラというと、あまり動かず単色で構成されている最初期のキットを連想する読者もいるだろう。
しかし、近年のガンプラは造形・色分け・可動域どれを取っても非常に高いクオリティとなっている。
また、組み立てにくさの問題もクリアしており、組み立てるために最低限必要なアイテムはパーツを切り離すニッパーだけで良い。最近のキットは付属のシールも少なく、なおかつ使わなくても高い完成度なことが多いため、初心者でも達成感の高い作品に仕上がるのが特徴だ。
正直、最近のガンプラは普通に組み立てるだけで完成度が無茶苦茶に高いので、改造せずともこれだけで満足してしまうこともしばしば…
▲画像のプラモデルは、塗装はもちろんのこと付属のシールすら使用していない。
しかし、まだ組み立てることに対して難しさを感じている人や、金額から手が出せないという人もいるだろう。
そんな人たちにもオススメなのが、EG(エントリーグレード)というグレードのキットである。
現在、EGのガンプラは『RX-78-2 ガンダム』が発売されており、12月には機動戦士ガンダムSEEDの主人公機『ストライクガンダム』の発売も控えている。
このEGというシリーズは、初心者にはもってこいのオススメキットの一つだ。
というのも、EGは作りやすさと価格に比重を置いたグレードであり、その価格は武器付きの通常版が770円、武器無しのライトバージョンがなんと550円という昼食一回分くらいの金額で買うことが出来るのである!
組み立てもノンストレスになっており、プラモデルの組み立てに必要なニッパーや接着剤も不必要という至れり尽くせり。初期投資が少なく済むというのもこのグレードの魅力だろう。惜しいポイントはビームサーベルの刃が付いてないことくらいなものだ。
(なんてこと書いてたらまさかの武器が色々付いたフルセットの発売が決まり驚愕しています…
ジャベリンとハンマーの立体って結構貴重な気がする。)
ポイント2
完成したキットはその後も無限に遊べる。
プラモデル、完成したらどうするか。
無論、立たせて飾るのも一つの醍醐味と言える。しかし楽しみ方はそれだけでは無い。
遊ぶのである。
プラモデルは作った機体のバトルシーンを妄想してポーズをつけて飾るも良し、ジオラマを作り劇中の再現をするも良し、背景やポーズにこだわって写真を撮るも良し。
▲複数の機体をポージングして並べるのも楽しくて撮影が捗る。
このように一つのキットでも楽しみ方は無数に存在するのである。
組み立てた機体の戦闘シーンを妄想しながらポージングしていたら、1日が終わっていたなんてこともあるくらい筆者は没入してたこともあるので、一つのキットでいくらでも楽しむことができるというのは大きな強みだ。
後悔はしていない。
ポイント3
自己流に改造する事もできる。
組み立て書に書かれている通りに組み立てる以外にも、他の機体の武器を持たせたり、パーツを組み替えたりするのも楽しみ方の一つだ。
現在1/144サイズのガンプラは300を超えるラインナップがあり、それらの中から気になったパーツを使って改造する事で自分だけのオリジナル機体を作る事も出来る。
TwitterなどSNS上で「ガンプラ 改造」と調べると様々なユーザーが思い思いのカスタマイズしている所を見ることができるが、これがまた凄い。
その発想はなかったという組み合わせ方やパーツの配置によって生み出された数多くの作品を見ると、新たな発見と驚きがあるだろう。
▲2枚目の画像は元キットHG ガンダムアスタロトにHG ガンダムフラウロスの背部キャノンを取り付けたもの。
武装を付け替えただけだが、少しの改造で大きく印象を変えることができる。
また、塗装で色を変えたり汚したりすることで雰囲気を変えることも出来るため、自分の想像した理想の機体を作れるというのも大きな魅力であると言える。
ポイント4
作れば作るほど広がる楽しみ方。
当然のことだが、キットを組み立てれば組み立てるほどその数は増えていく。
そうなると何が出来るかというと、
そう、並べることが出来るのである。
▲画像は友人宅で撮影したもの。このように並べた様子はまさに圧巻の一言だ。
並べることで劇中再現や作品の垣根を超えた夢の組み合わせが出来るのは、プラモデルならではである。
というか、このように並べることで得られる充実感と幸福感がすごい。マジで。
そして上のポイントでも語ったが、遊び方の幅や改造する際の素材になったりと、やれることが広がるのも大きなメリットだ。
と、こんな感じでガンプラの魅力を(というかプラモデルの魅力を)語ってきたが、いかがだっただろうか。
今回はガンプラに焦点を当てたため、スケールモデル(戦車や艦船などのプラモデル)はこの限りではないが、いずれも作りごたえがあり、ガンプラとはまた異なる魅力を秘めているので、興味があればそちらにも触れてみると面白いだろう。
次回からは、筆者がオススメしたいガンプラについて紹介していこうと思う。
ということで次回紹介する機体のシルエットはこれだ。
三世代にわたり、敵と戦い続けた英雄の一族。そんな彼らが生み出した最初の『ガンダム』だ。
お楽しみに。
撮影協力:高橋さん Twitter ID:@Takahashi9189
むらさめ | 城西国際大学メディア学部所属 kioi tv編集者 アニメにプラモにカードゲーム、特撮やVTuberなど サブカル趣味を幅広く嗜むオタク。 芸能専攻だがひょんなことから記事を書くことに。 |