めざせ!未来のテレビマン 【#2 AD業務と業界用語】

ファッション

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この企画は業界の先輩である現役ADさん、ディレクターさんから仕事内容を聞いて、
今のうちに業界を把握しておこうというものです!

業界の方に毎回様々なテーマに沿ってインタビューしていきます

テレビ業界志望のみなさん、ぜひこの企画を活用してください!

番組の概要と第1回目の記事はこちら


第二回目の今回は東京のADさんにお話を伺いました!

鬼久保さん取材当時25歳・男性

現在ViViA(テレビ朝日映像株式会社)でADを務めている。業界歴3年目

現在テレビ朝日で放送中の食彩の王国を担当している。

今回のインタビューテーマは【覚えておいたほうがいいこと、用語】です。

 

ー鬼久保さんは25歳ということで、私たちの3つ先輩ですかね?
鬼久保)そうですね、今AD3年目です。
一昨年の8月から「食彩の王国」っていう番組に携わっています。

 

1本作るのにどのくらいかかりますか?
鬼久保)だいたい1ヶ月くらいですかね

 

ーちゃんと休みは取れていますか?
鬼久保)スケジュールは決まっているので休みはありますがそれも番組によるので、休みが取れないこともありますね(笑)
ですが最近ちょっとニュースもあったことですし会社の方も気をつけています(笑)

 

ーそもそもテレビ業界を目指したきっかけはなんですか?
鬼久保)小さい頃から外で遊ぶよりテレビを見ていることが好きで中学校の時、将来設計を考える授業?があって「好きなこと、やりたいことってなんだろう」と考えたら映像、テレビ業界かなと

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インタビューに答える鬼久保さん

ーちなみに好きな番組は?
鬼久保)「学校へ行こう!」がすごく好きでしたね!あとは「めちゃイケ」とが「電波少年」とか、
あの頃のテレビは予算もあったので派手だったけど、今はBPOとかが厳しくてあの頃のような派手なことができなくなっていますね

 

ー確かに最近はその頃より派手さはない感じがしますね
それでテレビ業界を目指して進学して勉強したと思いますが、学生時代に身につけておいてよかったスキルはありますか?
鬼久保)これは自分の性格の話になってしまうんですけど、友人たちからとても優しいと言われていて、学生時代から結構周りを見て動いたりしていました。
それが今の仕事で気配りとかに繋がっているんだと思います。
ディレクターさんやカメラマンさんが気持ち良く仕事できるような環境をいかに作るかというのがアシスタントとして大事かなと思います。

 

ーやっぱり気配りは大切なんですね。
そうですね、気配りができるADさんはディレクターさんからとても重宝されます(笑)

 

AD3年間やってきて大変だったことはなんですか?
鬼久保)やっぱり時間が不規則っていうのが一番大変ですね。
今私が食ものの番組で地方とかにロケに行くんですが、農家さんであったり漁師さんのところに取材に行くと朝が早いんですよね
特に漁船に乗る取材があって、深夜2時くらいに起きて移動して船に乗るのが午前3時くらい(笑)

 

ー早いですね(笑)そのような時は徹夜ですか?
鬼久保)徹夜になるか、あらかじめ地方に行く前に色々準備して、最終確認だけするようにして少しでも仮眠をとっていますね(笑)

 

ー仮眠を取るだけでも違いますか?
鬼久保)少しでも寝ると全然違いますから(笑)
寝不足の状態で船に乗っちゃダメです(笑)
私はそんなに乗り物酔いをする方ではないけど、大荒れの時の船はダメ(笑)

 

ーそんな業界で最初に覚えた用語はなんですか?
鬼久保)「巻き」とか「巻いてく」ですかね、あとは「テレコ」や今食べ物系の番組を演っているので「消え物」ですね
最初から全部の用語がわかるわけではなくて先輩に『わからなかったら聞いてくれ』と言われていたのでだんだん覚えていきました

 

ーたくさん用語を覚えたと思いますが現場でよく聞くものはなんですか?
鬼久保)やっぱりよく聞くものは「巻き」ですかね
ロケはスケジュール通りにいかないことが多くて押すことがあるので『巻きでいこうか』と(笑)

 

ーそうなんですね逆に聞くけどあまり使わなくてもいいと思う用語とかはありますか?
鬼久保)「わらって」は普通に「はけて」の方がいいと思いますね(笑)
慣れ親しんだ人だとその方が通じるかもしれないけど、日常的に「はけて」の方が使っているから「はけて」の方がやっぱりいいと、(笑)実際に現場で笑った人がいました(笑)

 

ーそれは確かに慣れてないと間違えてしまいますね(笑)
では最後になりますがこの業界を目指している学生に一言お願いします。
鬼久保)テレビ業界っていうのは時間が不規則であったり大変な仕事と言われてはいますが、自分の中で気配りとか時間管理をしていく中で自分のためになるものもあるし、やっぱり仕事が終わった後の達成感が素晴らしいものだと思います。
ぜひ達成感とか映像が好きな学生、テレビ業界を目指している人には頑張って欲しいです。

ーありがとうございました。
鬼久保)ありがとうございました。


今回はAD3年目の鬼久保さんにお話を伺いました。
みなさんのためになるお話はあったでしょうか?
次回、第3回のテーマは【CM制作の現場から】です

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