「キチオン37」特集 ザ・マスミサイルにしか歌えない情熱の音楽

音楽

5/3〜5に開催されたキチオンスーパーステージ。
2019年以来コロナ禍によって中断されてきたスーパーステージが
キチオン37の先駆けとして3年振りの復活。

5月の爽やかな風と暖かな陽気の中で「ロック」「ポップス」「ジャズ」に「フォーク」と
様々なジャンルの音楽たちが吉祥寺駅前の野外特設ステージを彩った。

今回はそんなキチオンスーパーステージにkioitv編集部が突撃してインタビューを敢行!
ぜひそのインタビューをご覧ください!

5/5 ザ・マスミサイル

Vo.高木芳基・Dr.中野誠一・Key.白石安広・Ba.新田洋輔・Gt.前川真吾。2000年、高木が東京・吉祥寺に貼った、ほんの2枚のメンバー募集張り紙から結成された5人組ロックバンド。04年にTVアニメ「NARUTO」EDテーマ「今まで何度も」でデビュー。
あくまで日本語にこだわった感情むき出し、魂を抉るような歌詞を「これが日本のロックじゃ!」そう言わんばかりに“こぶし”を 効かせ唄い上げるヴォーカルが、ピアノ・オルガンを取り入れた分厚くシンプルなサウンドの上で激しく、かつ優しく、そして語るように唄う。唯一無二の唄い回しで「人間の当たり前」を唄うからこそ、ロックバンドとしては異例レベルの幅広い年齢層から支持されている。
6/7にツイキャスにてよっくん生誕祭を無観客ワンマンライブ配信予定!
詳細は以下HPにて。
ザ・マスミサイル HPhttp://www.massmissile.com

取材/三上 竜弥 撮影/伏島 駿平

キチオンについて

——久しぶりのキチオン開催となりましたが、出演の感想をお願いいたします。

高木 芳基(Vo.) 僕らザ・マスミサイルがキチオンに参加するのは2回目なんです。1回目がコロナ前で、その時はステージが海外の大きなファッションショーとかヴァージンロードみたいに、ぶわーって奥まで伸びていて、その両サイドとか周りをお客さんに囲まれている面白いステージで。
今回はこのコロナ禍に命懸けでいろんなことを乗り越えてのイベント開催だったんで、多分そのステージではないやろなぁとは思ったんですけど……。蓋開けてみたらすげぇ立派なステージで、そしてなんとか、誰1人でも不安な思いをさせないようにと、椅子を予約制にしたりだとか。野外のイベントでいろんなところが叩かれた中、いろんなものを見ながら、そして考えながら、誰も傷つけないめちゃくちゃラブ&ピースな、吉祥寺らしいロックフェスだったなと思っております。めちゃ最高でした!

——キチオン出演の経緯を教えてください。

高木 元々ずーっと武蔵野音楽祭っていうイベントと一緒にザ・マスミサイルは歩んできたんです。そのイベントは、ガッチっていう友達が吉祥寺の街とは別に、ここ武蔵野地区でかっこいいライブイベントをとにかくやりたいっていうとこから始めたんですね。そいつが武蔵野音楽祭って看板を掲げながらこう吉祥寺で大型サーキットフェスをやったりもしていて。そのガッチがキチオンのブッキングっていう、そのイベントに出演するアーティストとかバンドを集めるっていうのを任されたようで。絶対ザ・マスミサイルにはライブのトリをやってほしいと言われて、もちろん二つ返事で受けた次第でございます。

吉祥寺への思い

——吉祥寺の街の思い出を教えてください。

高木 吉祥寺だけで3,4回も引っ越しているんですよ。吉祥寺北町だったり、住所で言うと井の頭……井の頭公園の奈良井橋を渡ったところあたりだとか、逆に吉祥寺南町の公園沿いとか。武蔵野市っていう意味では三鷹も住みましたね。結構、吉祥寺で15年ぐらいちょこちょこ引っ越したりしながら住んでいましたね。

——では吉祥寺にはかなりお詳しいんですね!

高木 そうなんですよ!吉祥寺の飲み屋はめちゃくちゃ知っていますね。ほぼほぼ毎日呑んでたから(笑)。例えばですけど、栃木・宇都宮でライブをやって、車でバンドごと帰ってくるでしょ。吉祥寺へ一回荷物置いて、ハーモニカ横丁行って一杯ひっかけて、1時間ぐらいで帰ってきて、翌日福岡へ行ったりする。吉祥寺という街や、空気で昂ったアドレナリンをカーンとリセットさせてくれるのが、特にハーモニカ横丁だったから。そう意味ではハーモニカ横丁というのは僕にとって切っても切れない、遊びスポットだったっすねえ。あとライブハウスで言うと、やっぱり吉祥寺 Planet Kっていう22年前に僕らが初めてライブやった場所だったりとか……。もう言い出したらキリがないです。井の頭公園とか、いせやとか、ベタなところも沢山あるんですけど。良いことも悪いこともいろんな遊びをやってきました。

※ハーモニカ横丁:吉祥寺駅北口前にある商店街

観客との距離を大事にする

——ライブ中におっしゃられていた、「1ミリでも前に出て伝えたい」という観客への心遣いにとても感動しました。

高木 ありがとうございます。まだ若い子にも熱いヤツが残ってるっていうことやね(笑)。いやーもう、流行らないですよ。こんな汗かきながら感情的にバーバー歌うのは。もっとスマートに音楽飛ばす方が絶対流行ると思うんですけど、もう22年間これしかやってこなかったんで。時代を追い抜いてんのか、取り残されてんのかわかんないんですけど、もうこのスタイルでどこまでもいきたいと思ってます!

マスミサイルの“音楽”

——後にファンの方々に一言お願いします。

高木 もう僕らはこれしか出来ないので、ファンの皆に迎合するような音楽はこれからも出来ないと思うので。ザ・マスミサイルのやる音楽が、そこにルールがあると思って、これからも自信を持ってライブ活動、CD制作活動頑張っていこうと思っています。応援とか言わないので、たまたまあなたの心に引っかかったら、ぜひライブハウスに遊びにきてやってください!


インタビューにご協力してくださった皆様、ありがとうございました!


本文中の画像及び文章ご協力

吉祥寺音楽祭実行委員会 様
ザ・マスミサイル 様

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